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人生詰んだ女子のダークサイドを綴るブログ

ダイレしすぎて腹膜炎になったかと思った話

術後の女子のたしなみといえばダイレなんですけど、ボクはどうしても中途半端が許せなくて16CMというサイズを守ろうとしたことがあります。

 

唐突な書き出しで何言ってるのかわからない人も多いと思う。

 

そういう記事なので許してください。

 

 

 

で。

 

 

手術をしてくれたタイのお医者さまが、ダイレは1年絶対にサボるなとおっしゃっていたこともあるし、先に手術を受けていた先輩にも、だいたい浅くなってる話を聞いていたから……自分は絶対に16CMをキープするんだい!

 

という気持ちで、多少無理なこともしながらダイレをしていました。

 

そうあの夏の日まで。

 

 

あーあ…1回が7時間に及んだこともあったっけ。最初は1日3回するんですけど、つまりダイレしかしてないじゃん。頭おかしなるよ。

 

 

 

突然下腹部が猛烈な痛みに襲われました。

 

 

 

その日はたまたま、別の用事で痛み止めを飲んでいて、痛みに鈍くなっていました。

 

気づいたら16CMどころか17CM近く入ってしまってたと思います。

 

 

う○ちさんのお通じもなくて、ダイレがダイナミックすぎて腸捻転したのでは、とか、これは腹膜炎とかいう緊急事態なのでは、とか考えた。

 

重度の便秘で亡くなった女性の記事も見つけた。

 

その女性、最後はトイレで悶絶しながらの最後だったそうで、そんなの酷すぎると思った。

 

自分も便秘だったことを思い出して、死んだかなと思った。

 

たとえばダイレが便秘を促進させたのではとか。

 

 

彼氏に浣腸してもらうという情けない姿を晒す女子、ボクである。

 

3回に渡る格闘の末、やっと1~2週間ぶりのお通じがきた。

 

生きるか死ぬかの瀬戸際だったので、命をかけてう○ち。

 

彼氏に見守られながら手を繋いで、まるで出産の疑似体験をしているかのような時間を超えて、やっとベイビーが着地して、これで一安心かと思いきや……。

 

全然痛みが消えないんですよ。

 

 

いよいよ死を予感したので、「ダイレと命とどっちが大事なのか」と諭され、泣く泣くダイレを辞めた。

ボクにとってはダイレのほうが大事かもしれなかったけど!

 

生まれたときのガチャが大外れだったと思う自分にとって、もはや初めから死んでいたようなもので、なら、今していることは死後の出来事でしかなくて。

 

こんな状態でも頭の中はダイレしなきゃだった。

 

ボクは死に場所を探していたのかもしれない。と思春期の中学生っぽいことを思って、「でもトイレは嫌だ」と思い直した。

 

 

それから1週間くらいして、オナカの痛みはなくなった。

 

16CMにこだわることもなくなった。

 

今は14.5CMになっている。

 

14と書かずに14.5と書いているのが、いかにも未練たらしい。

 

 

こうしてまた一人、16CMを維持できなかった前例ができてしまったけど、これからする女の子には、う○ち大事! って言いたいな。

 

 

もうどれくらい前だろう。夏になるたび思い出すので書いた。

 

 

 追記:

16CMはあくまでお医者さまの示す目安。その病院は白人の来訪者が多い。ボクの体に対してあまりにも深すぎたんだ、と後から気づいた。気づけよ。