オ モ テ ノ ウ ラ

人生詰んだ女子のダークサイドを綴るブログ

埋没しすぎて墓に埋没した人

埋没至上主義者だった。

プライドが高くて、同類を見下していた。

年少者にもライバル心を抑えきれないようだった。

 

風上に立ってくれていた活動家を侮蔑していたし

それでいて、そう言う旗振り人が勝ち取ってくれた福祉は最大限に利用していた。

社会のハックに長けたズルい人だなと感じてしまっていた。

 

 

頭がいいし、話も面白いし、魅力的

 

だけど

 

どこか好きになれない人だった。

 

 

 

ほんとうはもっと早くにこの結末は決まっていたと思うけど

ちょっとした騒動をきっかけにしてその人は界隈から消えた。

 

もともと…

界隈に居続けることは、自らの影に烙印を落とすのと同じこと

 

彼女にとってはこれで良かったのだと思うことにした

完全埋没を望んでいたのだから

 

 

 

けど、ボクたちが足跡を消して埋没しようとしたとき

否定される過去の多さによっては

 

そのままお墓への埋没に等しくならないかな…

 

 

それまでの人間関係をカット・アウトして

新しい自分を構築する

 

いちいち最初からシスだった主張をして生きていく

 

踏み絵を蹴り抜いて、同類を攻撃する側にまでなる

 

彼女は死んで、死体が喋っていた

 

それは幸せなのか?

 

 

ボクは過剰に「埋没芸」する必要はないのではと思っている

その芸が必要になってしまったことが、すでに埋没できていない

 

と考えることのほうがはるかに大切だと思うから

 

もっとも、そんな試練がTに与えられてることはやっぱり不公平なんだと思うけど

ガチャの結果だから仕方ないね

 

何もかもを嫌って攻撃するようになっていた彼女が本当に嫌いだったのは

彼女自身だったのかもしれないと思った

 

幸せになってくださいね

ということで、心のなかでお別れをした。